クラフティ(clafoutis)はクレープ生地を使った、フランスのリムーザン地方やベリー地方のお菓子です。
リムーザン地方はフランスの中央部より少し下の、人間でいうとおへそのあたりの地域。
リモージュ焼きで有名なリモージュがある街です。
オリジナルはクレープ生地と生のブラックベリー(種入りのまま)で作るそうですが、現在ではほかのフルーツを使って作るクラフティも主流になっています。
ということで、今回はレッスンで余ったいちごを使って作ってみました。
作り方はとても簡単で、耐熱容器にバターを塗っていちごを並べ、クレープ生地を流して焼くだけ。
クレープ生地といっても仕上がりにクレープの面影はほとんどなく、温かいうちはふわっとなめらかな食感、粗熱が取れるとみちっとした食感。温かくても冷めてもおいしいお菓子です。
ちなみに、クラフティの一種にフロニャルド(flaugnarde/flangnarde)というお菓子がありますが、こちらはりんごや洋なしなどを使うそうです。
ちょうど4月のレッスンでクレープをご紹介する予定なので、そちらでまたお話したいと思います。