みなさん普段グリルパンってお使いですか?
あまり身近でないお道具かもしれませんが、同じ焼く道具でもフライパンとは一味違った良さがあります。
今回は、お仕事でご紹介しているSTAUBのピュアグリルというお鍋を通して感じた、グリルパンのメリット、使い方についてご紹介したいと思います。
目次
・STAUBのグリルパンの種類について
・溝のメリット
・油をどこに塗るのか問題
・お手入れのコツ
・グリルの活用方法
|STAUBのグリルパンの種類について
STAUBのグリルパンは、こちらの丸型のピュアグリルと四角いグリルパンの2種類あります。
違いは溝の幅と深さ。
グリルパンは、(ピュアグリルに比べて)溝の幅が広く深いので、ステーキなどのお肉を焼くのにより適しています。一方ピュアグリルは、(グリルパンに比べて)溝の幅が狭く浅いので、お肉はもちろん、面の小さい野菜を焼くのにも適しています。素材を動かしやすいので、格子の焼き目をきれいにつけるのにも適しています。
どちらか一つを買うとしたら、個人的にはお肉も野菜も焼きやすい、丸い形でお料理の幅も広がるピュアグリルがおススメ。
|溝のメリット
グリルパンの特徴はこちらの溝。
溝があることで、
・焼き面に直接あたる部分、そうでない部分ができる
=焼ける部分と食材から出た水分が蒸発して蒸されるような部分ができるので、表面が硬くなりすぎず、香ばしさとジューシーさ感じられる仕上がりにある
・食材から出た余分な水分、油分が食材に戻らない
=さっぱりとしつつ旨味が感じられる仕上がりになる
といったメリットがあります。
フライパンで焼くとなんだか味が薄いなと思うお野菜も、グリルで焼くと甘味や旨味が引き立つので、お塩をぱらっとかけるだけで美味しく食べられるようになるので不思議です。
|油をどこに塗るのか問題
デモンストレーションでピュアグリルをご紹介していると、お客様から「グリルに油を塗ったほうがいいのか」というお話をいただきます。
フライパンで焼くときには油を敷きますが、グリルの場合は私は塗らなくていいと思います。
なぜなら、グリルに油を塗っても食材と接する面に油が留まらず、あまり意味がないからです。
おすすめなのが、食材に油をまぶしてから焼く方法。
野菜であればカットしたあとビニール袋に入れて油をまぶす、お肉は脂の多いものはそのまま、鶏肉、豚肉、魚介類は香りづけもかねてにんにく、ハーブ、オリーブオイルでマリネしてから焼くようにします。
表面が油でコーティングされるので、焼いている間も食材が乾きにくく、ジューシーな焼き上がりになります。
また、使う油が少なくて済むというのもメリットで、まぶした油も焼いている間に食材から出てくる水分で流れてしまうので、仕上がりが油っぽくなることはありません。
食材を焼くときの注意点は、
・焼く前に弱火~中火にかけてグリルをしっかり温めること
・ある程度焼けるまでは触らないこと
・食材を返すときに無理に引っ張ったりしてはがそうとしないこと
・油が溜まってきたらペーパーでこまめに取ること
お手入れのしやすさにも影響してくるので、気を付けたいポイントです。
|お手入れのコツ
もう一つよく聞くのが、「お手入れが難しい、汚れがうまく取れない」というお話。
うちでやっているお手入れをご紹介しますので、よかったら試してみてください。
とっても簡単で楽ちんですよ。
1.使い終わって温かいうちに、重曹、お湯を入れて火にかけます。
2.5分ほど沸かしたら火を切り、冷めるまで放置します。
3.食事が終わるころには冷めて、汚れも柔らかくなっていますので、まずはラップ(これがとっても便利!)をくしゃっと丸めたものを使って汚れをふき取り、次にスポンジを使って洗います。
ごしごしとこする必要もなく、スポンジも汚れずストレスフリー!
温度差に注意
お鍋が熱いうちに冷たい水を当ててしまうと、土台の鉄と琺瑯に収縮率の差があるため、琺瑯に負担がかかります。
そのときに何も起こらなくても、経年の負担で琺瑯が割れる可能性もありますので、「温度差」には十分お気をつけください。
|グリルの活用方法
グリルは焼く以外にも、市販の蓋を利用することで「蒸す」、「煮る」といったことにも使える便利な調理器具。また別の機会におすすめの使い方をご紹介したいと思います。
今回はグリルのメリット、使い方についてご紹介しました。
日々のお料理の参考になりましたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!