
「ストウブで炊くごはんは美味しいと聞くけれど、芯が残ってしまった」
「火加減やタイミングがよくわからず、結局炊飯器に戻ってしまった」
——そんな経験はありませんか?
実は、ストウブ炊飯で覚えることはとてもシンプル。
「お米と同量の水」と「中火→弱火10分→蒸らし10分」
基本はこれだけです。
今回は、基本の白米の炊き方から、ジャスミンライスまで、細かな火加減やタイミングなど、口頭ではお伝えしきれない大切なポイントを写真付きご紹介します。
ご自宅でストウブ炊飯に挑戦するときの参考になりましたらうれしいです。
|お米と水の分量について
ストウブでごはんを炊くとき、お米と水の分量は「同量(1:1)」が基本です。
お水は「浸水させる前の乾いた状態のお米」と同じ体積(カップ数)で用意します。
炊き加減のお好み(硬め、柔らかめ)がある場合は、こちらの基本の量を参考に調整してみてください。
お持ちのストウブのサイズに合った炊飯量は、以下を参考にしてみてください。
| 鍋のサイズ ※ストウブココットラウンドの場合 | 最適炊飯量 |
| 16cm | 0.5~1.5合 |
| 18cm | 1~2合 |
| 20cm | 2~3合 |
| 22cm | 3~4合 |
| 24cm | 4~5合 |
引用:ツヴィリングJ.A.ヘンケルス公式サイト(ストウブ鍋の選び方) https://www.zwilling.com/jp/staub_size.html
|炊飯前の準備
①お米を研ぎます。
※乾燥しているお米は最初の水を一番よく吸収するため、お米をぬらすときの水はミネラルウォーターや浄水を使うのがおすすめです。
※研ぐときは、潰したり擦ったりせず、指を熊手のように開いて優しくかき混ぜます。1合につき10回ほど動かします。
②研いだお米を洗います。
※洗う回数は2〜3回程度、お水が少し濁っているくらいで大丈夫です。
③水をたっぷり注いで浸水させます。
※浸水に使う水も、ミネラルウォーターや浄水が適しています。このときの水は炊飯用の分量とは別ですので、たっぷりの水を注いでください。
※浸水が完了したかどうかは、米粒の色で判断します。全体が透明感のある状態から、中心まで白っぽく変わっていればしっかりと水が吸えているサインです。
関連コラム
|基本のストウブごはんの炊き方
準備ができたら、いよいよお鍋で炊いていきましょう。
ストウブ炊飯の流れ
①お米の水気をしっかり切り、ストウブに入れます。

②乾いた状態のお米と同量の水を入れます。
※お米2カップに対して水2カップというように、体積ベースで同じ量(1:1)にします。

③蓋を開けたまま、中火にかけます。
※中火は炎の先が鍋底にあたる程度の火加減です。

④しっかり沸騰したら、全体を混ぜます。
※「しっかり沸騰」の目安は、鍋肌のまわりだけでなく中央からも泡が上がり、表面全体がぽこぽこと動いている状態です。縁だけが泡立っているうちは、まだ中心まで温度が上がっていません。
※お鍋の中は場所によって温度差があるため、一度混ぜることで全体の温度を均一にします。


⑤蓋をして弱火で10分炊き、火を止めてそのまま10分間蒸らします。
※弱火は火口からかすかに炎がでているくらいが目安です。

⑥蒸らし終わったら蓋を開け、全体をさっくりと混ぜて余分な水分を飛ばします。

【美味しく仕上げるワンポイント】
お鍋が熱いうちは、お米が内側に張り付きやすいため、粗熱がとれるまで少し置いておくのがおすすめです。 また、蓋の裏にたまった水滴が落ちてごはんが水っぽくなるのを防ぐため、蓋と本体の間にキッチンペーパーを1枚挟んでおくと、最後まで美味しい状態をキープできますよ。

|ストウブで炊く「ジャスミンライス」
タイ米に代表される「ジャスミンライス」はインディカ種のお米で、粒が細長く独特の香気を持つのが特徴です。世界で生産されているお米の約80%はこのインディカ種と言われています。
海外ではお湯で茹でて湯切りをする調理法が一般的ですが、実はストウブでも手軽に美味しく炊くことができます。
基本的には先ほどの炊き方と一緒ですが、大きく違うのは「浸水させるか、させないか」です。
①お米をさっと洗い、しっかりと水気を切ってお鍋に入れます。
※ジャスミンライスは浸水の必要がありません。洗ったらすぐに炊くことができます。

②乾いた状態のお米と同量の水を入れます。
※こちらも基本の炊飯と同じく、体積ベースで同じ量(1:1)にします。

③蓋を開けたまま、中火にかけます。
※中火は炎の先が鍋底にあたる程度の火加減です。

④しっかり沸騰したら、全体を混ぜます。
※沸騰の見極めは基本の炊き方と同じです。

⑤蓋をして弱火で10分炊き、火を止めてそのまま10分間蒸らします。
※弱火は火口からかすかに炎がでているくらいが目安です。

⑥蒸らし終わったら蓋を開け、全体をさっくりと混ぜて余分な水分を飛ばします。

|ストウブ炊飯のよくあるお悩みQ&A
Q. ごはんに芯が残ってしまいます
いちばん多い原因は浸水不足です。時間ではなく、米粒の中心まで白くなっているかという「見た目」で判断してから炊き始めてください。お米の乾燥具合によって、必要な浸水時間は変わります。
Q. べちゃっと水っぽく仕上がります
炊くときの水が多いのが一番の原因です。米:水=1:1からまず始めてみてください。
Q. ごはんがお鍋にくっついてしまいます
炊き上がり直後はお米が内側に張り付きやすいため、粗熱が取れるまで少し置いておくのがコツです。実際に検証しながらまとめた詳しい解決策を、こちらのコラムでご紹介しています。
Q. 火加減の調節がどうしても難しいです
コンロでの火加減に自信がない方には、オーブンで炊くという方法もあります。庫内の温度が一定に保たれるので、火加減の失敗が起こりにくいのがメリットです。
今回は、ストウブを使った基本のごはんの炊き方と、ジャスミンライスの炊き方についてご紹介しました。
お鍋での炊飯が、日々のお料理をより楽しく美味しくするきっかけになりましたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!