レッスンで「STAUBごはんの炊き方が知りたい」というお声をいただくことがあり、口頭だと説明がなかなか難しかったので、こちらにまとめました。ご自宅で炊くときの参考になればうれしいです。
目次
・お米と水の分量について
・炊飯前の準備
・STAUBご飯の炊き方
・ジャスミンライスの炊き方
|お米と水の分量について
STAUBでご飯を炊くときのお米と水の分量は、「同量」がキーワード。
浸水前の乾いたお米と同量の水を用意します。
お鍋ごとの炊飯の適量はこちらを参考に。
鍋のサイズ ※ストウブココットラウンドの場合 | 最適炊飯量 |
16cm | 0.5~1.5合 |
18cm | 1~2合 |
20cm | 2~3合 |
22cm | 3~4合 |
24cm | 4~5合 |
引用:ツヴィリングヘンケルス公式サイト ストウブ鍋の選び方 https://www.zwilling.com/jp/staub_size.html 2024.7.16
|炊飯前の準備
1.米を研ぐ。
・乾燥したお米は水分をよく吸収するので、最初にお米をぬらすときの水はミネラルウォーターや浄水を使います。
・研ぐときは、潰したり、擦ったりせず、指を熊手のように開いてかき混ぜます。1合につき10回を目安に、米ぬかの香りがふわっとしてくればOKです。
2.研いだお米を洗う。
・洗う回数は合数を目安にします。2合なら2回、3合なら3回。
3.水をひたひたに注いで浸水させる。
・浸水の水はミネラルウォーターや浄水を使います。
・浸水の水は分量の水とは別。適量のたっぷりの水を使います。
・浸水ができたかどうかは、米粒が透明感のある状態から白っぽくなっているかで判断します。
☆お米の浸水については、こちらでもご紹介しています。
お米の浸水はいつまですればいいのか、について。
https://akikoaono.com/okome-shinsui/
|STAUBごはんの炊き方
1.お米の水気をしっかり切り、鍋に入れる。
2.乾いた状態のお米と同量の水を入れる。
※同量は体積ベース。カップ2杯のお米を使用するならカップ2杯の水を入れる。
3.蓋を開けたまま中火にかける。
※中火は炎の先が鍋底にあたる程度の火加減です。
4.沸騰したら全体を混ぜる。
※鍋の中に温度差があるので、混ぜて全体の温度を均一にします。
※この段階で中心部までしっかり沸騰しています。
5.蓋をして極弱火で10分炊き、火を切ってそのまま10分蒸らす。
※弱火は炎の先が鍋底に当たらず、火口からかすかに炎がでているくらいが目安です。
6.蓋を開けて全体を混ぜ、余分な水分を飛ばす。
できあがり。
☆鍋が熱いうちはお米が鍋に張り付くので、粗熱がとれるまで少し置きます。蓋裏に水滴がたまり、お米が水っぽくなってしまうのを防ぐために、蓋と鍋の間にはキッチンペーパーを挟んでおくとよいです。
|ジャスミンライスの炊き方
ジャスミンライスはインディカ種のお米で、粒が細長く長粒種とも呼ばれ、東南アジア諸国を中心に食べられています。ちなみに、日本のお米はジャポニカ種で、うるち米、もち米と種類がありますが、インディカ種も同じように種類が分かれています。
日本のお米に慣れていると、お米=ジャポニカ種と思ってしまいますが、世界で生産されているお米の約80%はインディカ種だそう。
インディカ種を調理するときには、一般的に茹でることが多いようですが、STAUBのお鍋でも炊くこともできます。
1.お米はさっと洗い、水気を切り鍋に入れる。
※浸水は不要です。
2.乾いた状態のお米と同量の水を入れる。
※同量は体積ベース。カップ2杯の米を使用するならカップ2杯の水を入れる。
3.蓋を開けたまま中火にかける。
※中火は炎の先が鍋底にあたる程度の火加減です。
4.沸騰したら全体を混ぜる。
※鍋の中に温度差があるので、混ぜて全体の温度を均一にします。
※この段階で中心部までしっかり沸騰しています。
5.蓋をして極弱火で10分炊き、火を切ってそのまま10分蒸らす。
※弱火は炎の先が鍋底に当たらず、火口からかすかに炎がでているくらいが目安です。
6.蓋を開けて全体を混ぜ、余分な水分を飛ばす。
できあがり。