玉ねぎやじゃがいものように、年間を通して食卓に欠かせない食材の一つであるキャベツ。
季節によって甘みや食感が異なり、生でも火を入れてもおいしく、ビタミン、アミノ酸、カルシウムが豊富で、葉の緑の部分にはカロテンも多く含まれているので、お料理に積極的に使いたい食材でもあります。
カットされていないものを選ぶときは、葉の巻きがしっかりとしていて重みがあり、緑が濃く鮮やかでつやとハリのあるものを目安にします。カットされたものものの場合は、時間が経つと断面から乾燥したり、芯の部分が盛り上がってくるので、断面がみずみずしく、平らなものを選ぶようにします。
今回は様々なお料理に使うキャベツのせん切りの方法と、苦手な方もいる独特な香りを和らげる方法をご紹介します。
スライサーを使う方もいらっしゃると思いますが、意外と簡単なのでぜひ覚えてやってみてください。
目次
・キャベツのせん切りの方法
・塊のまません切りにするとき
・キャベツの独特の香りを和らげる方法
|キャベツのせん切りの方法
1、一番外側の葉を外し、キャベツの芯を包丁で切り落とします。
2、外側から葉をはがして水洗いします。
3、芯を切り取ります。
4、向きを揃えて重ねます。
5、手前から丸めます。
かさばると切りにくくなるので、重ねるのは2~3枚程度にします。
6、端から繊維を断つようにせん切りにします。
写真のように繊維を断つように切ると「ふわっとした仕上がりに」、繊維に沿って切ると「食感の残る仕上がりに」なります。
7、芯の部分は少し斜めにおいて繊維を断つようにスライスします。
|塊のまません切りにするとき
1、塊のまま切るときは、まず切りやすい大きさに分けます。
2、3つに分けて高さが出ないようにします。
3、切りやすいところからせん切りにします。
|キャベツの独特の香りを和らげる方法
水(500ml)にレモン汁(小さじ1/2~1)を入れ、2~3分ほどキャベツをさらします。
独特の香りの原因
キャベツに含まれるイソチオシアネートという成分が、カットして断面が空気に触れたり、時間が経つことでジメチルスルフィドという成分に変わります。これが独特な香りの原因。この香りを酸の消臭効果で和らげるのが今回ご紹介した方法です。ただ、キャベツを長くさらすとキャベツの水溶性ビタミンが流出してしまうのでご注意ください。また、鮮度の良いものを使うことも大切です。
今回は、キャベツのせん切りの方法と独特の香りを和らげる方法をご紹介しました。
日々のお料理の参考になりましたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!