先日ご紹介したぶりのソテーやステーキなど、シンプルに調理をしたお料理に添えると、旨味が増して食感のアクセントにもなる「にんにくチップ」。
簡単に作れるイメージがありますが、焦げ付いてしまったり、色むらができてしまったり、といった失敗もよく聞きます。
ちょっとしたコツを抑えれば、おいしいにんにくチップができますので、ぜひ試してみてください。
ポイントは
・火を入れる前に水にさらす
・油が冷たい状態から火を入れ始める
・薄く色づいたところで取り出す
です。
【にんにくを切る】

にんにくを薄切りにする。
できるだけ厚さを揃えて、火通りにむらができないようにします。

水にさっとさらす。
断面に浮いてくる糖分が残っていると、火を入れたときの焦げ付き、色むらになるので、ここで一度洗います。

芽を取り除く。
芽は焦げ付きやすいので、あらかじめ取り除いておきます。


ペーパーで水気を取り除く。

【火を入れる】

火にかける前のフライパンに油とにんにくを入れて中火にかける。
徐々に温度を上げていくことで、色付きのタイミングの見極め、調整がしやすくなります。

にんにくの周りに泡が立ってきたら弱火にする。

泡が落ち着いてくる(=水分がなくなる)と徐々に色がついてきます。
しっかり水分を飛ばしておくことで、サクッとした食感が長持ちします。

仕上げたい色合いよりも少し薄いくらいでペーパーに取り出し、温かいうちに軽く塩を振る。
取り出した後も、にんにくになじんだ油の熱で色が進むので、仕上げたい色合いになる前にフライパンから引きあげ、手早く油を切るようにします。