
煮物を作る時によく使う「落し蓋」。
実は鍋の口を覆う蓋とは違った、お料理をより美味しく、美しく仕上げるための重要な役割を担っています。
今回は、意外と知らない落し蓋が必要な理由と、身近なもので代用する際の工夫についてご紹介します。
|落し蓋をする理由
煮物を作るときに落し蓋を使うと、こんなメリットがあります。
| 水分の蒸発を減らす | 落し蓋をしないと蒸発面が広くなり、食材に味が入り、十分柔らかくなる前に水分がなくなってしまったり、煮詰まって味が濃くなったり、場合によっては焦げ付いてしまうことも。 |
| 煮崩れを防ぐ | 材料を上から押さえることで、煮汁の中で材料が動いて煮崩れるのを防ぐことができます。 |
| 均一に味が入る | 煮汁が落し蓋に当たることで全体にむらなく回り、食材に均一に味が入ります。また、少ない水分・調味料でも味が行き渡ります。 |
| においを逃がす | 蓋と鍋の間に隙間があることで、素材の臭みを逃がすことができます。 |
|オーブンシートで作る即席落し蓋
落し蓋というと木製やステンレス製のものが一般的ですが、ご家庭にないことも多いと思います。
また、お鍋に合わせてサイズごとに落し蓋を揃えておく、というのもなかなか大変です。
おすすめなのは、ご家庭によくあるオーブンシートで落し蓋を作る方法。
お鍋のサイズに合った落し蓋を手軽に作ることができるので、とても便利です。
【作り方】

1.鍋の直径よりも一回り大きくオーブンシートを切り取ります。
2.半分に折り、さらに半分、また半分と、中心を起点にして計4回折ります。




3.鍋の半径の長さに合わせて印をつけ、余分な部分を切り落とします。必要があれば蒸気を逃がすための小さな穴を中心に作ります。





4.広げれば、お鍋にぴったりの落し蓋の完成です。
|木製の落し蓋を使う時の注意点
木製の落し蓋は適度な重みがあり、煮崩れ防止に優れていますが、同時に「色やにおいが移りやすい」という性質があります。そのため、使う際にはいくつか注意点があります。
・使う前にしっかりと水を含ませる、使い終わったらすぐに洗う
・洗った後はしっかり乾かす
洗剤で洗うと木に含まれる油分も落ちてしまうので、基本的に洗う際は水かぬるま湯を使います。
洗った後は水気をふきんで取り、しっかり乾燥させてから収納すると、カビ・黒ずみの防止になります。
においが気になる場合は煮沸消毒がおすすめです。
今回は、落し蓋の役割と活用法についてのお話でした。
日々のお料理の参考になりましたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!