10月のフレンチ基礎レッスンでご紹介したヴィシソワーズ。
フランス料理のポタージュの中でも定番中の定番。じゃがいもを使った冷製スープです。
ちなみに、日本ではとろみのあるスープのことを「ポタージュ」といいますが、フランス料理で「ポタージュ」というとスープ全般のことを指します。
レッスンではコンソメジュレを浮かべて涼しげな仕立てに
この冷製スープのさわやかな風味に欠かせないのがこのシェリー酒。
今回レッスンで使ったのは、こちらのシェリーでした。
生産者:Bodegas Gutierrez Colosia(ボデガス・グティエレス・コロシア)
ワイン名:Colosia Fino(シェリー コロシア フィノ)
※フィノ:パロミノ種のブドウから造られる辛口のシェリー
シェリー酒はワインをベースに作られた酒精強化ワインと言われるお酒で、スペイン・アンダルシア地方のヘレス周辺(地図の赤丸の部分)で作られています。今回料理で使った辛口のフィノをはじめ、甘口、極甘口まで幅広い味わいがあります。
ボデガと呼ばれる貯蔵庫に重ねられた樽の中で熟成していくシェリーは、酸化熟成や産膜酵母(フロール)の影響を受けて独特の風味を持つお酒に変化していきます。
このシェリー酒を使った簡単に作れるカクテルがレブヒート。
スペイン発祥のカクテルです。
シェリー酒を炭酸で割って、お好みでレモンやミントを入れていただきます。
そのままだと癖が強いフィノタイプのシェリー酒ですが、炭酸で割ることでさわやかさが際立ってとても飲みやすくなります。
また、シェリー酒は原料が白ワインですので、白ワインの代わりにお料理に使ってもOKです。
開栓したら冷蔵庫にで保管し、1か月くらいを目安に使い切るようにします。
シェリー酒を使ったお料理も改めてご紹介します!