
1.ホールトマト缶をざるで濾す。
☆ハンドブレンダーやミキサーを使ってピュレ状にして濾すでもOK。

☆ここで固いへたの部分や種を取り除くと、仕上がりの時点で濾す必要がありません。


2.フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を入れ、弱火で玉ねぎ、にんにくを炒める。

☆じっくり時間をかけてオイルに玉ねぎ、にんにくの香りを移します。
☆作ったトマトソースを様々な料理に使う場合、ベースがシンプルな方が後から香りや味を足しやすいので、玉ねぎやにんにく、バジルなどのハーブを使わないで作るレシピもあります。

3.ざる濾しした1を加える。

4.下味の塩、こしょうを加えて弱火で20分を目安に煮込む。
☆味を凝縮させることが目的なので蓋はしません。
☆20分ほど煮込むとトマトがオレンジがかった色に変化します。

☆煮込んでいる間にトマトが周囲にはねるので、揚げ物に使う油はね防止の網などをかぶせると片付けが楽です(写真では網の上にキッチンペーパーもかぶせています)。

5.味を確認して必要であれば塩、こしょう、上白糖で整える。
☆作ったトマトソースを様々な料理に使う場合、ベースがシンプルな方が後から味を足しやすいので、ここでの塩、こしょうなどは控えめにしておきます。
トマトパスタを作るときのソースの濃度
トマトソースができたらまず作ってもらいたいのがトマトパスタ。
え、ソースとパスタを和えるだけだから簡単でしょ?と思われる方も多いと思いますが、ソースが煮詰まりすぎて食べるときにパスタがくっつきます、滑らかなソースに仕上がりません、というお悩みを聞くのもこのパスタ。うまく作るポイントはソースの濃度です。
パスタが茹であがる前にフライパンにソースを準備しておきますが、その時ソースがフライパンをゆすったときに波打つ程度の濃度になっているのが理想。固ければゆで汁を加えて調節します。
少し緩いかな、と感じるかもしれませんが、ソースとパスタと合わせる間にソースの水分が吸われて濃度がつくので、その分緩めにしておくことで滑らかなソースに仕上がります。仕上げにパルメザンチーズを加える場合も、チーズが溶けて濃度がつくのでご注意を。
保存について
2~3日であれば冷蔵庫で保存可能です。
作り置きされる場合は、ジップロックなどに使う用途に合わせた量を入れ、空気をしっかり抜いて平らに冷凍すると手早く冷凍でき保存する際も場所も取りません。