以前、光文社さんの「Mart」でもご紹介させていただいた、小さなキッチンツールたち。
憧れの広々アイランドキッチンなら別ですが、我が家は多くのご家庭で一般的なシステムキッチンなので、限られた作業スペース・収納スペースを有効に使う上で、これらのアイテムの存在は欠かせません。
今回は、どんな便利な道具よりも使われる頻度が高い、この子たちの活躍なくして我が家のキッチンは機能しない、小さくて優秀な3アイテムをご紹介したいと思います。
目次
・ブランシェ・アソシエ SO(ソウ)
・無印良品 ステンレス コーヒースプーン
・ARC アンピラブルスタッキングボール
・小さいツールのメリット・デメリット
|ブランシェ・アソシエ SO(ソウ)
計量した調味料を器からきれいに取ることは、計量の誤差をなくすのに地味ですが大切なこと。その時にスパチュラ(ゴムべら)があるととっても便利。
ですが、そういった機会に使える小さいスパチュラは選択肢が少なく、見かけたときによさそうなものは買って試してきましたが、固くてしならなかったり、そのせいで跳ね返りがあって調味料が飛び散ってしまったり、柄とヘラを別々に洗う必要があってお手入れが面倒だったりと、これというものになかなか出会えませんでした。
そんな時にお仕事先の百貨店さんで出会ったのが、こちらのブランシュ・アソシエさんのスパチュラ。
目についたのは、柄とへらが一体型でお手入れがしやすそうなところでしたが、試しに1本買って使ってみたところ、あれこれ理想にぴったりでびっくり。
使ってみてよかったところは、
・薄くてよくしなるので、容器からきれいに食材を取ることができる。
・先が小さいので調味料の瓶にもすんなり入る。
・凹凸がないデザインなので、スパチュラについた食材をきれいに取ることができる。
・耐熱温度が280℃なので、調理にそのまま使うこともできる(耐冷-70℃、食洗器使用可能)。
・調理後のフライパンや鍋の汚れを取るスクレーパー代わりになる(すっごくきれいに取れます)。
と、いい話ばかりで申し訳ないですが、数年使っていてもよくないところはひとつも思いつきません。
欲を言えば、先のサイズはそのままで柄の長いタイプがあるとうれしいくらいでしょうか。
レッスンでもしょっちゅう使っているので、あまり意識していなかったという方はぜひ注目してみてくださいね。
ブランシェ・アソシエ SO(ソウ)
プロキッチン https://www.prokitchen.co.jp/products/list.php?category_id=637
※教室で使用しているのは15㎝、重さ約28gのものです。
|無印良品 ステンレス コーヒースプーン
調味料を取り出したり、混ぜたり、味見をしたり、料理を作る中でスプーンを使う機会ってなかなか多いもの。
もちろん食べるときに使うスプーンを使ってもいいのですが、そういったスプーンは持ちやすさを考えて少し重さがあったり、サイズが大きすぎたり、使った後に置き場に困ったりしませんか。
そういったお悩みにおすすめなのがこちらのスプーン。
ステンレス製で長さ11㎝ととってもコンパクト、そして一番のポイントは軽さ。
試しに計ってみたら、なんと16gでした!
お値段も1本190円と一般的なカトラリーと比べてお手ごろなので、何本か用意しておけば都度洗う手間も省けます。
先が小さいので、調味料をちょっとだけ取り出すときにとっても便利です。
スプーンについた取れない調味料が地味にもったいない、と思っていたのですが、これなら最小限のロスですみます。
最初にご紹介したブランシュアソシエのスパチュラとも相性抜群です。
ちなみに、うちではこんな感じでキッチンに置いています。
小さな道具は、引き出しに入れると行方不明になりがちですし、これなら取り出すときにも戻すときにも、ワンアクションで効率的です。
無印良品 ステンレス コーヒースプーン(約11cm) 商品番号44500132
無印良品オンラインストア https://www.muji.com/jp/ja/store
|ARC アンピラブルスタッキングボール
そして、今回ご紹介したスプーンとスパチュラと最高に相性がよいのがこちらのボウル。
改めていくつあるか確認してみたら、
6cm×15個
7.5cm×10個
9cm、10.5cm、12cm×各5個
14cm、20cm、23cm×各2個
ありました。ちょっとずつ買い足していたら結構な数に。
小さいボウルは、小さじ、大さじで計量した調味料を入れるのにピッタリで、一番よく使います。
小皿などを使うことももちろんできますが、形や大きさが違うものがいくつも並ぶとあっという間にスペースが埋まってしまい、移動させるのにも一苦労。万一割れたりしたら悲しいですよね。
その点、こちらのボウルは強化ガラスなので厚みと重さがあり丈夫。滅多なことでは割れません。
お値段も数百円なので、器と比べるとだいぶ気軽に使えます。
スプーンやスパチュラを入れていても倒れにくく、使ったものは重ねればコンパクトになり場所も取りません。
耐熱120℃なので湯煎・レンジも大丈夫。
着色汚れが気になってきたら、漂白すると新品のようにきれいになりますよ。
スプーンとスパチュラにも言えることですが、
「サイズが必要に合っていて、形がそろっていること」
はスペースの確保と効率のアップにとても有効です。
|小さいツールのメリット・デメリット
今回ご紹介した小さな道具のメリットをまとめると、
・場所をとらない
・コンパクトに収納できる
・丈夫
・まとめて洗いやすい
・疲れない
といったことが挙げられますが、デメリットがあるとしたら「なくしやすい」ということくらいでしょうか。
料理は毎日すること。
それが疲れること、大変なことだと気が重くなっちゃいますよね。
小さな道具はそういったお悩みを解決してくれるとても心強いツールです。
普段料理をするときに、洗い物をよくしている、あちこち移動することが多いと思う方は、一度使っている道具を見直してみるのもおすすめです。
今回は小さくて便利なキッチンツールのお話でした。
日々のお料理のご参考になりましたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!