
先日、オーブンシートを使った落とし蓋の作り方をご紹介しましたが、中心から放射状に折りたたんでカットするあの方法は、実は煮物だけでなく、お菓子作りにも応用することができます。
今回は、タルトを空焼きする時に欠かせない、型にぴったり沿うオーブンシートの作り方をご紹介します。
あわせて、知っておくと役に立つタルトストーンの扱い方や、生地の便利な保存法もご紹介します。
|空焼き用オーブンシートの作り方
①タルト型よりも一回り大きいオーブンシートを用意します。
半分、また半分に折ったら、中心を起点にして、細い三角形になるように2回折ります。






②折りたたんだシートの先端を型の中心に合わせ、淵に当たるところに折り目を付けます。

③淵の高さよりも少し上の位置で、オーブンシートを切り落とします。
④淵の部分の真ん中に切り込みを入れます。シートを一回開き、切り込みが入っていない真ん中に切り込みを入れます。これを繰り返しながらオーブンシートを開きます。すべて開くと、2か所切り込みが入っていない箇所があるので、そこも切り忘れないようにしてください。





⑤生地を敷いた型に被せます。
|タルトストーンの使い方

タルト生地を空焼きするときに使う「タルトストーン(重石)」は、加熱によって生地の底や側面が浮き上がってくるのを抑えるためのものです。
そのため、特に浮きやすい側面の生地もしっかり押さえられるよう、「型の縁ぎりぎりまで隙間なく詰めること」が綺麗な仕上がりの鉄則です。
もし手持ちのタルトストーンだけでは量が足りないという場合は、古くなった小豆などの「お豆」をプラスしてかさ増しすることも可能です。
|フランスで見つけたタルト生地の便利な保存法
我が家では、作ったタルト生地は使いやすい厚さに伸ばしたあと、筒状(ロール状)にして冷凍庫にストックしています。
通常、タルト生地は伸ばした後に生地を落ち着かせるため、冷蔵庫で休ませる時間が必要ですが、この方法なら、あらかじめ伸ばした状態で保存されているので、解凍してすぐ型に敷いて焼くことができてとっても便利。





伸ばした生地を保存するときは、細長いラップの空き箱などに入れるのがおすすめ。冷凍できるまで箱に入れておけば、綺麗な形で固めることができます。
実はこの方法、フランスへ旅行したときに現地のスーパーで箱入りのタルト生地を見て、「これは便利!」と帰国してから自宅でも取り入れている方法なんです。
かつてのフランスでは、タルトやパイの生地は家庭で手作りするのが普通でした。しかし現代では、共働きの家庭が増えるなど、仕事や日々の生活に追われてお料理にまとまった時間をかけられない人が多くなっています。
こうした便利な市販品があることで、家族と過ごす時間を確保できたり、自分が幼い頃から親しんできた家庭の味を気軽に楽しめたり、週末のおもてなしにも手をかけることができたりするのだな、と感じました。そこに、フランス人の食への愛着や家族に対する温かい想いが垣間見えます。
便利なものを上手に取り入れながら、家族との時間、自分の時間を豊かに楽しむ姿勢は見習いたいものですね。
今回は、タルトの空焼きに使うオーブンシートの作り方のお話でした。
日々のお料理の参考になりましたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!