
みなさんは普段、まな板をどのように使っていますか?
お料理をするとき、何気なく手にとった食材から順番に切り始めてはいないでしょうか。
「食材をひとつ切るたびに、まな板を洗って、拭いて、また別のものを切る……」
こうした細かな作業の繰り返しは、調理中のちょっとしたストレスや時間のロスに繋がります。
そこでおすすめなのが「まな板を区分けして使う」、あるいは「切る順番を逆算する」という考え方。
少しの意識で、お料理の効率はぐっと上げることができます。
目次
|大きなまな板の場合:スペースを「区分け」して効率化
ある程度サイズ(奥行きや幅)があるまな板を使っている場合は、写真のように「1枚のまな板の中に、役割の違うエリアを作る」という方法が効果的です。

野菜と生もの(肉・魚)のエリアを左右で分ける
まな板の中央に境界線をイメージし、「左側は野菜エリア」、「右側は肉・魚エリア」と分けて使います。
そうすることで、材料を切るたびにまな板を洗う必要がなくなり、効率よく次の作業へ移れます。
※肉を切った後に魚を切る(またはその逆)必要がある時は、一度きれいに洗ってから使用してください。
においの強い野菜は「手前側」で切る
にんにくやニラなど、まな板ににおいが移りやすい食材は、野菜エリア(左側)の中でもスペースを限定して切るようにします。こうすることで、後から切る野菜ににおいが移るのを防ぐことができます。
もちろんにおいが移っても問題ない料理の場合は、広く使ってくださいね。
|小さなまな板の場合:切る「順番」を逆算して効率化
キッチンのスペースの都合上、大きなまな板を置けず、エリアの区分けが難しいという方も多いと思います。
スペースを分けられない場合は、「食材を切る順番」をあらかじめコントロールすることで、まな板を洗う回数を抑えられます。
①野菜(加熱せず、そのまま食べるもの) ➔ トマトやキュウリなど
②野菜(後から加熱調理するもの) ➔ 玉ねぎや人参など
③肉や魚などの生肉類
肉や魚を切った後に、生食する野菜を切る場合は、衛生上必ず洗う必要があります。
そのため、「汚れやリスクの低い順番に切る」というルールを意識するだけで、途中でまな板を洗う回数が減り、調理スピードも上がります。
|さらに効率アップ!まな板まわりの「手元の工夫」
まな板のスペースを常に広く、そして安全に使うために、ぜひセットで取り入れていただきたいプロの習慣が2つあります。
【かさばる食材の移動には「スケッパー」を使う】

包丁は食材を切るだけでなく、切ったものを運ぶのにも便利ですが、一度にたくさん、かさのあるものを移動させるのには不向きです。そんなときに便利なのが、「スケッパー」です。
料理の現場には必ずと言っていいほど置いてある定番の道具で、切った食材を手早く移動させることができるのはもちろん、スクレーパーの役割も果たすので、きれいなまな板ですぐ次の作業に移ることができます。
薄くて場所を取らないアイテムなので、ぜひキッチンに取り入れてみてください。
【包丁は「まな板の奥」を定位置にする】


作業の途中、包丁をどこに置いていますか?
手前に置いたり、食材の間に埋もれていると、手が当たって包丁が足元に落ちてしまったり、刃に触れて怪我をするリスクがありとても危険です。
包丁を置くときは「まな板の奥に刃先を自分と逆向きにして置く」が基本。
これは料理の現場でも徹底されている安全対策の基本です。ここを定位置にする習慣をつけることで、安心して作業することができます。
ちょっとした意識ですが、洗い物の手間や作業の無駄が減ることで、お料理の効率はとてもよくなります。ご自身のキッチンのまな板に合わせて、ぜひ今日から試してみてくださいね。
今回はまな板の使い方のお話でした。
日々のお料理の参考になりましたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!