みなさん気持ちの落ち着く香りってありますか?
私は白檀の香りが好きで、たまに無性に嗅ぎたくなるときがあります。
そんなときにいつも炊くのが京都の薫玉堂さんのお香。
西本願寺前にある1594年(文禄3年)創業の香りの老舗です。
特に好きなのは少し甘めの「祇園の舞妓」という香り。つかれた時に甘いものを食べたようなほっとする気分になれます。
東京駅そばのKITTEに用事があった帰り、たまたまいい香りがするなと思ったら、薫玉堂さんのショップを発見。東京にお店があるのを知らなかったので立ち寄ってみました。
いつも購入しているセレクトショップにはないものがたくさんあり、せっかくなので、いつもの香りに近い別の香りをお店の方におすすめしてもらって、バリエーションを増やすことに。
今回購入したのは「醍醐の桜」。
「祇園の舞妓」と同じ白檀が入っている香りです。
箱の添え書きに、香りに込められたイメージが書かれているのですが、この文章もまた上品。
これからの桜の季節が待ち遠しくなる素敵な一文でした。
一口に香りといっても、様々ある材料の中から「これ!」という絶妙な塩梅を見つけ出すのいはとても大変な作業だと思います。
1つ1つの素材に向き合って、仕上がりを想像しながら作り上げるところは料理にも通じるところがありますね。
図らずもよいお買い物ができて大満足の1日でした。
薫玉堂(くんぎょくどう) https://www.kungyokudo.co.jp/
東京駅の駅舎はいつ見ても素敵な建物。八重洲の近代的な外観とは対照的。
外国の旅行者のみなさん駅舎をバックに写真を撮っていました。