いきなりですが、最近よく今後のことを考えるようになりました。
もちろんずっと今の場所にいて今の仕事を続けている可能性もありますが、
年齢もありますし、明日何が起こるかわからないので。
今まで通りに仕事ができなくなったら何をするのか。何ができるのか。
例えば、
レッスンでご紹介してきたお料理をテイクアウトできるフランス料理のお総菜やさんとか。
地元食材を使ったキッシュ専門店とか。
そこでワインも選べたりしたらなおよい(自分的にも)。
どんな形にせよ、今まで教室でお伝えしてきたフランス家庭料理を知っていただけるきっかけを作るお仕事ができたらいいな、なんて。
もし、お店をするなら1人で切り盛りできるようにワンオペのテクニックが知りたい。
と思って購入した本があったのですが、そちらの冒頭に紹介されていてとても気になったのがこちらのお店でした。
長くなりましたが。
ゴールデンウィークも営業されているということだったので、勉強のためにうかがってきました。
お店の入り口は蔦がはっていてあたたかい印象。
(ごめんなさい、この日は終始写真がブレブレでございました)
ほの暗い店内はカウンターだけ(お店の名前のComptoireはフランス語で「カウンター」という意味)。
キッチンは本で見ていたよりもずっとコンパクトで、しゃがむ、振り返るで全部完結するようになっていました。
キッチンの配置、ものの置き場所、無駄のない動き、仕込みの周到さ、手際のよさ、どれもすごいの一言。無駄なものを削ぎ落して削ぎ落してこうなったというのが実際見るとよくわかります。
インスタグラムにも注意書きがありますが、メニュー表の冒頭にも注文は最初にまとめてほしいなど注意書きがあり、ワンオペだからこそ期待値やできることのすりあわせをしておくことが、お互いが気持ちよく過ごすための大事なアナウンスだなと思いました。作業が煩雑にならないための工夫、大切です。
いただいたお料理はこちら。
前菜の盛り合わせ
(ニンジンのレムラード、玉ねぎのタルト、オムレツ、いぶりがっことクリームチーズ、生ハム、セルバチコ、生マッシュルーム、いちご)
ウフマヨ
(粗塩、粗びき黒胡椒、ピマンエスペレット)
ニョッキ
一番食べたかったやつ。卵を使わない生地で、柔らかく口どけのよいニョッキでした。
Coinの自家製ハンバーグ(洋風)
ミルクパン
冷蔵庫から次々と出てくる仕込みされたお料理が、手際よくお皿に盛られていく様子を拝見できるのもカウンター席のよさ。出来がるまでのライブ感が楽しいですね。
お料理はどれも好みの味で大満足でした。
ワインはボトルで選んでいただいたのですが、どれも選べない!というくらい魅力的なワインばかりでした。お店の近くにはワインショップ『酒室Centoux』があり、こちらで取り扱っているワインを事前にお願いしてお店で飲むことも可能なので、ワイン好きな方はまずこちらをじっくり見てから伺うのも楽しいかも。
なくなくあきらめた子たち。
1本目はチェコのMilan Nestarec(ミラン・ネスタレッツ)のDanger 380 Volts 2022(デンジャー・380・ボルト)
大好きなワインショップ『Cave de mimi』さんでも紹介されていてずっと気になっていて、この間伺ったシンバさんでも候補に挙がった1本。ついにいただいてしまいました。
レモンを絞ったような酸味にペティアン特有の優しい泡。レモネードを飲んでいるみたいな爽快感があるワイン。アルコール度11.5%なのでスルスル飲めてしまいますので、一気に飲んであっという間に酔っぱらっちゃう、なんてことにならないようお気をつけて。
少し蒸し暑かったこの日にぴったりの1本でした。
2本目はサヴォワのCurtet(キュルテ)のLa Glisse 2022(ラ・グリス22)
軽めの赤、ということで出していただいた中から選んだ1本。薄旨という表現がぴったりで、ひっかかりなくスルスル体に染み込みます。熟したいちごみたいなかわいらしい印象もありながら、まろやかで上品な味わいでした。赤ワイン苦手な方にぜひ飲んでほしい。イメージ変わります。
注:1人につきスリードリンクオーダー制(ワイン)です。
※ボトルは別
Comptoir Coin
東京都台東区蔵前4-8-9島宅1F
お電話はないそうなので、ご連絡はインスタグラムのDMから。
インスタグラムにはいらしていただく方向けの諸注意が書いてありますので、投稿をきちんと確認してお問合せ、ご訪問されてください。
https://www.instagram.com/comptoir.coin/
※2024年5月時点の情報になるので、来店の際はお問合せ、ご確認をお願いいたします。