先日、長らくお世話になっているご夫婦とお食事。
昨年末以来の訪問です。
お店は銀座といっても賑やかな通りからだいぶ離れた落ち着いた場所にあり、ひまわりのような色合いの壁に、通りに面した大きな窓が目を惹きます。
目の前は公園、歩く人はご近所の方や用事がある方くらいなので、気取らずゆっくりと食事を楽しむことができます。
営業は基本的に17:30~のなのですが、伺った日曜日だけは15:00~と早い時間からお料理をいただくことができます。しっかりお食事をするのもよし、軽くつまみながらワインをいただくのもよし。ちょっと旅行をしているような、いつもと違った気分で過ごすことができます。
この日は後にもう1軒伺う予定だったので、今回はコースではなく好きなものを少しづついただくことに。
前回伺ったのは冬だったのと夜というのもあってか、全体的に色っぽいお料理の印象でしたが、今回は早い時間に伺って幸い天気もよく暖かかったので、お皿の彩りや軽やかさをより感じました。
季節感って大事ですね。
この日いただいたお料理はこちら、
アミューズ(大根もち、スリランカ産(多分)の山椒)
大根もちの表面を香ばしく(揚げ?)焼きしてあって、
カリカリの食感と中のとろっとした食感の対比が楽しめるようになっていました。
お皿が届いた時に山椒の香りがふっと鼻に入ってきて、一気に食欲が掻き立てられる1皿でした。
春キャベツ、貝(スダレ貝、ツブ貝)、八朔
貝の出汁で火入れしたキャベツと貝を、八朔の果汁と皮で即席にマリネしたようなさっぱりしたさわやかな1皿。
三陸カキのエスカベッシュ、いちご、バルサミコ
カキといちごの組み合わせに惹かれて頼んだ1皿。
バルサミコの味わいがちょうどよくそれぞれを繋いでくれてるんですね。
上に乗せられたマイクロリーフからのぞくいちごを見てたら、この間のいちご狩りの風景を思いだしちゃいました。
シンバ特製ブイヤベース
スープの中でこれほど手のかかるものはないであろうブイヤベース。
香ばしさと旨味だけがきれいに残ったなめらかでのど越しの良いスープに、丁寧に火入れをした魚介。
お皿には(聞き忘れちゃいました)スパイスがあらかじめ入れてあり、
温かいスープを注いだ時に香りが立つようにしてあります。四の五の言わず飲むべし。
白レバーと豚肉のパテ
レバーの分量か火入れの温度か、提供の温度帯を調節しているのか、
いわゆる締まっているパテではなくとてもなめらかな口どけの良いパテ。
優しい旨味と塩味が口の中に広がって、ちびちびとおいしいワインといただきたいお味でした。
この日いただいたワインはこちら、
Nara Wine Delaware 2023
木谷ワイン(奈良)
2022年に誕生した奈良県初の醸造所だそう。
原料のデラウエアをそのまま食べているような果実感あふれるワイン。パイナップルのような味わいも。
甘みがしっかりありますが、微発砲ですっきりしてとても飲みやすい仕上がりでした。
ROB シュペートブルグンダー ロゼ
Immich-Batterieberg・ イミッヒ・バッテリーベルク(ドイツ モーゼル)
シュペートブルグンダーはピノノワールの別名。
すっきりとした辛口ですが、少し酸味のある赤い果実の味わいが口に広がります。
Katarina カタリナ 2016
La Vigne du Perron ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン
シャルドネで作る極旨な1本。
濃縮した甘さと酸味や、ハチミツを感じる香り。
果実味だけでないほのかな苦みやさわやかさに奥行きのある味わい。
厚みのあるワインで〆にピッタリでした。
Bistro Simba(ビストロシンバ)
所在地:東京都中央区銀座1丁目27−8
電話番号:050-3172-4218
営業時間:水〜土17:30〜24:00(23:00LO)/日15:00〜21:00最終入店
定休日:月火
https://bistrosimba.jp/
https://www.instagram.com/bistrosimba/
※2024年4月時点の情報になるので、来店の際はお問合せ、ご確認をお願いいたします。